- ピロリ菌3次除菌について
- ピロリ菌3次除菌の対象の方
- ピロリ菌3次除菌前の検査
- ピロリ菌3次除菌治療と
判定・成功率は? - ピロリ菌3次除菌で使用する薬の
副作用 - ピロリ菌3次除菌の費用
- 薬剤アレルギーを持つ方の
ピロリ菌除菌治療にも
対応しています
ピロリ菌3次除菌について
慢性胃炎や胃潰瘍・十二指腸潰瘍、そして胃がんの原因となるピロリ菌の感染は、ピロリ菌検査で判定できます。そしてピロリ菌検査で陽性だった場合には、お薬を使った除菌治療を行います。
除菌治療は、1次除菌・2次除菌で90%以上の人が除菌に成功し、治療終了となります。残りの1割弱の人は、3次除菌を受けることができますが、ここからは自費診療となります。
当院では、2次除菌が成功しなかった方などを対象とした、ピロリ菌の3次除菌を行っています。ご希望の方は、お気軽にご相談ください。
ピロリ菌3次除菌の対象の方
以下のいずれかに該当する方が、3次除菌の対象となります。
- 1次除菌、2次除菌で除菌に成功しなかった方
- 1次除菌、2次除菌で使用する薬のアレルギー・副作用を理由として保険の除菌治療が受けられない方
ピロリ菌3次除菌前の検査
ピロリ菌の感染の有無を確認するため、尿素呼気試験を行います。試験薬を内服する前と後の呼気を集めて診断する、簡単な検査です。
前日までの食事制限は特にございません。当日は、ご予約された時間の4時間前から絶食してください。
ピロリ菌3次除菌治療と
判定・成功率は?
治療方法
3次除菌では、以下の3種類のお薬を1日2回、7日間にわたって内服します。
- ボノプラザン(40mg)
- アモキシシリン(1500mg)またはメトロニダゾール(500mg)
- シタフロキサシン(200mg)
判定・成功率
内服期間を終えて8週間以上が経過してから、陽性・陰性の判定をします。
3次除菌の成功率は、70~90%です。
ピロリ菌3次除菌で
使用する薬の副作用
主に、以下のような副作用が報告されています。
原則、内服を継続する
副作用
軟便や軽い下痢などの消化器症状、味を感じにくいなどの味覚障害が起こることがあります。
自己判断で服用を中止すると、耐性菌が生まれてしまうことがあります。そのため、上記の副作用の程度が軽い場合には原則、最後まで飲み切ります。
副作用が強く出て辛い、継続が困難という場合にはすぐに当院にご連絡ください。
すぐに内服を中止する
副作用
発熱・腹痛を伴う下痢、便に粘液や血液が混じるといった副作用が出た時には、すぐに服用を中止して当院にご連絡ください。
ピロリ菌3次除菌の費用
3次除菌は診察、検査、処方箋代、薬代のすべてが保険適用外で全額自己負担になります。
初回診療
内容 | 費用 |
---|---|
診察料(検査込み) | 15,000円 |
薬代 | 9,180円前後 |
除菌判定
内容 | 費用 |
---|---|
尿素呼気検査 (便中抗原検査) |
5,000円 |
薬剤アレルギーを持つ方の
ピロリ菌除菌治療にも
対応しています
1次除菌・2次除菌で使用する薬剤に対するアレルギーがある場合、保険での除菌治療は行えません。
当院では、そういった方々に対する自費の除菌治療に対応しております。アレルギーを示す成分を含まない薬剤を用いて除菌治療を行いますので、安心してご相談ください。