マンジャロとは
マンジャロは、世界初の持続性GIP/GLP-1受容体作動薬です。
以前からある2型糖尿病治療薬「GLP-1受容体作動薬」との違いは、GIP受容体にも作用するという点です。これにより、GLP-1受容体作動薬以上にHbA1cを低下させたり、体重を減少させたりといった効果が期待できます。
マンジャロは2022年にアメリカで発売され、2023年からは国内でも使用されています。週1回、自己注射にて投与します。使い切りのペン型注射器ですので扱いやすく、初めての方でも安心です。初回の注射は、院内で実施します。
このような方におすすめです
- ダイエットがうまくいかない
- 運動する時間を確保できない
- ケガや障害などで運動ができない
- 食事制限がストレスになっている
- できるだけ楽に痩せたい
マンジャロの効果・
なぜ痩せるのか？
マンジャロは2型糖尿病の治療薬であり、GIP（グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド）、GLP-1（グルカゴン様ペプチド-1）の両方の作用を有しています。これにより、HbA1cを低下させる・体重を減少させるといった効果が期待できます。
食欲を抑える
GIP・GLP-1は、中枢神経に作用し食欲を抑制します。これにより、ダイエット効果が期待できます。
満腹感を長持ちさせる
GIP・GLP-1は、レプチンというホルモンの分泌を促し、満腹感を持続させます。胃の蠕動運動を抑制する作用と相まって、ダイエット効果が期待できます。
脂肪の分解を促す
GIPがグルカゴンを増加させることで、脂肪の分解が促されます。これにより、ダイエット効果が期待できます。
マンジャロの副作用
マンジャロの使用においては、主に以下のような副作用が報告されています。
消化器の副作用
吐き気、むかつき、下痢・便秘などの副作用があります。全体のうち約5％で認められます。
1回あたりの食事量を減らす、脂っこいものの摂取量を防ぐといったことで、これらの副作用を軽減することが可能です。
胆石症・胆嚢炎
胆嚢の収縮が抑制されることで、胆石がつくられやすくなると言われています。
食事をまったく・ほとんど摂らないといった食事制限をしないことが、胆石症や胆嚢炎のリスクを下げることにつながると考えられます。
低血糖症状
血糖値を下げる薬を併用する場合、低血糖状態に陥りやすくなります。
一方で、マンジャロのみを使用している場合には、低血糖になる可能性はかなり低くなります。
マンジャロの使い方・打ち方
マンジャロは、週に1回、患者様ご自身によって皮下注射で投与します。
週に1回の注射
週に1回、決まった曜日に自己注射します。食事の影響はなく、時間帯も問いませんが、忘れないように「朝食後」「朝起きてすぐ」などルールを作っておくことをおすすめします。
部位は原則腹部となります。慣れてからは上腕でも構いませんが、一度医師にご確認ください。
初回注射は、院内で指導しながら実施します。
初めての方でも簡単に投与可能
使い切りのペン型注射器を用いて自己注射します。
薬剤、針は予めセットされているため、自己注射が初めてという方でも安心です。
注射の使用方法
- 灰色のキャップを真っすぐに引っ張り、外します。
- 針を包む透明の筒の先を、腹部に当てます。
- 注射器のお尻部分を回し、ロックを解除します。
- 注射器のお尻にある紫色の注入ボタンを押します。
- 注入ボタンは、注入が始まったことを知らせる1回目の「カチッ」という音、完了したことを知らせる2回目の「カチッ」とした音を確認するまで押しっぱなしです。
- 注射器の先の透明な筒の中に、灰色のゴムチューブが見えていれば、投与は完了です。注射器を皮膚から離してください。
保管方法
正しく保管しないと、効果が薄れる・失われることがあります。以下の点にご注意ください。
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原則、冷蔵庫（2～8℃）で保管します。
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冷蔵庫で保管できない場合、30℃以下の室内で保管可能です（21日間）。ただし、直射日光を避けてください。
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冷蔵庫から取り出して使用するまでの間も、できる限り直射日光・高温を避けてください。
マンジャロの費用
| 内容 | 費用(税込) |
|---|---|
| マンジャロ | 準備中 |