- お腹痛くないのに下痢、
お腹がゴロゴロ - お腹痛くないのに下痢になる原因はストレスの可能性?
- お腹痛くないのに下痢になる場合に考えられる疾患
- お腹が痛くないのに下痢になる
ときの検査 - 下痢になったときの対処法
- お腹痛くないのに下痢が続く場合には当院までご相談ください
お腹痛くないのに下痢、
お腹がゴロゴロ
多くの下痢は腸蠕動が亢進している(腸管の動きが過剰になっている)ため、腹痛を伴います。しかし薬剤性やストレス性の胃腸炎、過敏性腸症候群などは腹痛のない下痢を生じることがあります。腹痛がないからといって下痢を放置すると、脱水症状や栄養の消化吸収不良を併発するリスクがあるだけでなく、2年以上に渡って症状が続く可能性もあり看過できません。
自己判断せずに、迅速な診断と早期の治療を受けることをおすすめします。腹痛の有無に関わらず、気になる症状がある際は、お気軽に大阪消化器内科・内視鏡クリニック 難波院へご連絡ください。
お腹痛くないのに下痢になる原因はストレスの可能性?
近年、脳と腸の状態は互いに影響を与え合う(脳腸相関がある)と考えられています。また腸内に自律神経が張り巡らされていることから、ストレスによって自律神経のバランスが崩れると腸の機能が一時的に混乱し、下痢になることがあります。
このようにストレスだからと受診に至らないこともあるかもしれませんが、下痢が生じているのであれば、改善のための医療的な判断が必要になります。
また、他の病気が関わっている可能性も否定できません。正確な判断のために必ず、医師の診察を受けましょう。
お腹痛くないのに下痢になる場合に考えられる疾患
考えられる疾患は、以下の3つが挙げられます。
過敏性腸症候群
自律神経の乱れや腸の機能不全によって腸蠕動運動が正しく機能しなくなり、慢性的な下痢や便秘、腹痛、発熱を生じることがあります。また症状の現れ方によって下痢型、便秘型、混合型、分類不能型の4つに分類されます。
大腸がん
アルコール多飲、食事の欧米化、喫煙などが原因となって腸粘膜に腫瘍が生じる病気です。日本人によく見受けられる発症部位は、S状結腸や直腸です。
代表的な症状には、血便、下痢や頻回な便意、体重減少などがあります。
しかし初期症状に乏しいことが特徴とされ、自覚症状が現れた際には進行していることも多いため、迅速な検査と治療が必要です。
感染性胃腸炎
ウイルスや細菌、寄生虫への感染によって引き起こされる急性腸炎です。
下痢以外に発熱や嘔吐、血便、腹痛などの下腹部症状を伴う特徴があります。
お腹が痛くないのに
下痢になるときの検査
まず問診で排便状況、便の硬さや血便の有無、食生活や周囲に感染症を発症している人がいないかなどをおうかがいします。しかし下痢の原因は複数あるため、問診以外の精査が必要です。当院では血液検査、腹部超音波検査、便潜血検査、大腸カメラ検査を主たる検査として行います。
特に大腸カメラ検査は不快感を伴うことがありますので、当院では鎮静剤を使用することも可能です。
検査方法についてご不安がある方は、お気軽に医師へご相談ください。
下痢になったときの対処法
下痢は多くの場合、約1週間で自然治癒しますが、原因が分かるまで長期化することがあります。我慢を重ねると体への負担がかかるので、自宅でできる対処法を知っておきましょう。
水分・電解質を補給する
本来は体内へ再吸収されるはずのナトリウムやカリウムなどの電解質が下痢によって減少してしまうため、水分と電解質の補給はセットで行いましょう。
例えば、水以外にスポーツドリンク、経口補水液を飲むことで、効果的に電解質を摂ることができます。
消化の良い食事を摂る
大腸粘膜から栄養素を吸収・消化しにくくなっているため、消化の負担が少ない食材から栄養を摂ることが大切です。例えば、おかゆ、うどん、みそ汁、梅干し、卵、ゼリー、ヨーグルトなどが該当します。
食材の調理方法も、蒸す、細かく切る、煮る、茹でるなどの工夫をすると、より消化の負担を減らした食事になります。
市販薬を服用する
市販薬で下痢による症状を軽減することは可能ですが、感染症による下痢の場合は、むやみに下痢を止めると、かえって細菌やウイルスの排出を妨げてしまいかねません。
病状によって最適かどうか判断する必要がありますので、使用前に当院へご相談ください。
お腹痛くないのに
下痢が続く場合には
当院までご相談ください
腹痛を伴わない下痢は、命に直結する病気ではないからと見過ごされやすい症状ですが、他の疾患の症状として現れていることもあります。
当院では、腹痛の有無に関わらず、様々なケースの下痢症状の改善をはかっております。
早期の検査や治療を施せば、日々の腹部症状や栄養不良な状態も改善を見込めますので、たかが下痢と放置せずに、お気軽に当院へご相談にいらしてください。