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食欲不振

急に食欲がなくなった…、
お腹が空いても食欲がない「食欲不振」とは?

急に食欲がなくなった…、お腹が空いても食欲がない「食欲不振」とは?食欲不振とは、食べていないのに食欲が出ない状態のことを指します。通常は、食後しばらくすると血糖値が下がり、胃が収縮して脳の視床下部にある摂食中枢が刺激され、空腹を感じます。この仕組みが障害されると、食欲不振となります。
一時的な食欲不振は、気分の落ち込みや疲労によって起こりますが、数日以上食欲がない状態が続く場合は、何らかの病気が原因となっている可能性があります。

食欲不振症状チェック

食欲不振症状チェック
  • 食欲がない状態が長期間続いている
  • 少量しか食べられない
  • 食べようとすると気持ち悪くなる
  • 胃痛や胸焼けがある
  • 体重が減少している
  • 食事内容が偏っている
  • 食べても美味しいと感じない
  • 食事を面倒に感じる
  • 食事を忘れることがある

など

このような症状でお困りの方は、お早めに大阪消化器内科・内視鏡クリニック 難波院へご相談ください。

食欲不振の原因

食欲不振の原因は、大きく分けて以下の4つがあります。

心身のストレス

不安や緊張、環境の変化、疲労などのストレスは、自律神経のバランスを乱し、食欲不振の原因となります。

消化器疾患

消化器系に病気があると、食欲不振が症状として現れることがあります。高齢者の方は、感染症や心筋梗塞、心不全、脳梗塞などの重篤な病気であっても、食欲不振以外の症状がはっきりと出ないケースもあります。

生活リズムの乱れ

不規則な生活リズムは自律神経を乱し、食欲不振を起こしやすいです。

薬の副作用

解熱鎮痛剤や抗生剤、向精神病薬、抗がん剤などの副作用として、食欲不振が現れることがあります。

食欲不振で考えられる疾患

気分の落ち込みや疲労によって起きる食欲不振の多くは一時的であり、それほど心配する必要はありませんが、長期間続く場合は、以下のような病気が原因となっている可能性があります。

逆流性食道炎

逆流性食道炎は、胃酸の逆流により食道粘膜に炎症が生じる疾患です。腹圧上昇を伴う活動、加齢による下部食道括約筋の機能低下、薬剤の副作用などが原因となります。胸焼けや胃痛などの症状により食欲不振が起こり、結果として体重減少に繋がることがあります。その他の症状には、頻繁なげっぷ(特に酸っぱいもの)、胸痛、咳、声のかすれなどがあります。

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慢性胃炎

慢性胃炎は主にヘリコバクター・ピロリ菌の感染により引き起こされる持続的な胃の炎症状態です。胃痛、胸焼け、胃の重苦しさ、吐き気などの症状により食欲不振が生じることがあります。

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胃・十二指腸潰瘍

胃・十二指腸潰瘍は主にヘリコバクター・ピロリ菌の感染が原因で発症します。嚥下困難、胸焼け、吐き気などの症状により食欲不振が引き起こされることがあります。また、黒色便(タール便)、嘔吐、貧血、吐血などの症状も見られることがあります。

胃潰瘍について
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甲状腺機能低下症

甲状腺の働きが低下し、甲状腺ホルモンの産生が不十分になる病気です。主な症状は、食欲不振、倦怠感、無気力、むくみ、体重増加です。体の代謝が低下するため食欲不振になりますが、体重は増加傾向になる特徴があります。

胃がん

胃がんは初期段階では症状が乏しい疾患ですが、進行すると胃痛、胃部不快感、吐き気などに伴って食欲不振が現れることがあります。

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ウイルス性肝炎

A型、B型、C型、D型、E型の肝炎ウイルスの感染によって引き起こされる肝臓の病気です。主な症状は、食欲不振、倦怠感、吐き気、嘔吐、発熱、右上腹部の痛み、黄疸です。

急性肝不全

急激に肝細胞が破壊されて肝機能が低下した状態です。ウイルス性肝炎や薬物アレルギー、自己免疫疾患が原因で起こり、日本ではB型肝炎ウイルス感染によるものが多いです。
主な症状は、食欲不振、発熱、倦怠感、黄疸、意識障害などです。

肝硬変

肝炎ウイルスやアルコールの過剰摂取が原因となって肝臓に炎症が生じ、肝臓が硬くなる病気です。
主な症状は、むくみ、黄疸、腹部膨満感、食欲不振、倦怠感、肝性脳症(はばたき振戦、意識障害)です。

膵臓がん

膵管に発生するがんで、初期段階では自覚症状がほとんどありません。進行すると、腹痛、食欲不振、腹部膨満感、黄疸、腰背部痛などの症状があります。

食欲不振の検査

問診で症状などを詳しくおうかがいし、血液検査、腹部レントゲン検査、腹部超音波検査、胃カメラ検査を行います。
当院の胃カメラ検査は、嘔吐反射が起こりにくい経鼻内視鏡を導入しており、鎮静剤を使用して検査を受けていただけます。初めて胃カメラ検査を受ける方も、安心して検査を受けていただけます。

胃カメラについて
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食欲不振の治療

食欲不振の治療胸焼けの原因となる病気があれば、その病気に応じた治療を行います。
その他にも、制吐剤や整腸剤を使用した薬物療法や、生活習慣改善の指導を行います。

食欲不振が何日も続く場合には当院までご相談ください

気分の落ち込みや疲労により、一時的に食欲が低下することもありますが、重大な病気が原因となっている場合もあります。
食欲不振が何日も続く場合は、当院へお早めにご相談ください。